ポイント
前年募集の兄ヴルールドロワに続いて母ルージュフォンセの産駒がラインナップ。兄は1歳時から非常に雄大な馬格をしていましたが、本馬も負けず劣らずの好馬体です。母系は最優秀2歳牝馬のニホンピロビッキーから続く非常にコンスタントに走る一族で、勝ち上がり率は非常に優秀。本馬は父が欧州の名種牡馬フランケルの直仔で安田記念とフェブラリーSを制したモズアスコットに替わり、よりパワータイプにシフトした配合となりました。ダート強化を狙った形でしたが、父の初年度産駒は弥生賞を勝つなど芝適性も見せており、脚長で筋肉質の本馬も素軽い脚捌きからすると、芝に適性を示しても不思議ではありません。本馬も父と同様に芝、ダートを問わず、中距離前後が主戦場となりそうです。まずは確実に勝ち上がり、息長く堅実な活躍を期待しています。
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母ルージュフォンセの兄弟はダートの活躍馬が多く、ダートでの活躍を見込んで、モズアスコットを配合相手に選びました。自身、芝とダートのGⅠを勝っていて、産駒も芝、ダート両方で活躍馬を出している非常にポテンシャルの高い種牡馬だと思います。兄同様馬格がありますが、筋肉にメリハリがあり、これは父の良さが出ているのではと思います。父の産駒傾向から芝での可能性も秘めつつ、ダートで力強い活躍を期待しています。