ポイント
母フォートエリーは和田正一郎厩舎に在籍し、新馬戦から3着、2着と勝利まであと一歩のところでしたが、怪我により未勝利戦があるうちに復帰できず地方へ。無事であれば、祖母シャドウキャスターや曽祖母メイプルシロップと同様に活躍したと思われる期待馬でした。四代母からはJpnⅠ4勝のユートピアや重賞2勝のアロハドリームが出ており、近親には複数の勝利を挙げる馬が多数出るなど、底力と堅実さを併せ持つファミリーです。南関東で2勝した後、繁殖入りし、第2仔として本馬が誕生。本馬には父マカヒキの持つ瞬発力がうまく伝わっているようで、スラッと伸びのある体形で首差しが軽く、柔らかい歩様からも芝向きの印象です。マイルから中距離くらいが守備範囲になるでしょう。母の成し得なかったJRAでの勝利を、同じ和田正一郎厩舎で成し遂げてほしいものです。
生産者からのPR
キンシャサノキセキ産駒の母に、ダービー馬の父を配合することで、距離の融通を求めました。また、母は体高よりも幅があるタイプのため、父の馬格のあるところが出ることも期待しました。生まれた時の立ち姿がとてもきれいで、素晴らしいと感じました。同時に父の仔出しの良さを実感しました。1歳春時点では体高は低めですが、兄は後から体高が伸びたので本馬の成長も期待しています。父を配合したことで狙い通り距離もこなせそうで、芝での走りに期待しています。