ポイント
母カノンはクラブ所属として4勝。ダート短距離戦でデビューすると、使われつつ力をつけ芝の中長距離戦で特別勝ち。通算35戦をさまざまな条件で長く走ったタフネスだ。父は海外GⅠ勝ちのエイシンヒカリ。産駒はスピード色が強いが、距離をこなす産駒もいるように多様性に富む。この配合がどう出るか非常に興味深い。骨格がしっかりしていて牝馬としては馬格も十分。伸びもあってゆとりも感じられる。守備範囲はある程度広くなりそうだ。入厩予定先の坂口智康調教師は、助手時代に父の調教にも携わり、姉ミズリーナを管理して新馬勝ち。この血統を熟知されていることも頼もしい点である。個性派の両親の仔ということもあり、将来はオールラウンダーとしての活躍を期待したい。
【予想体重】470~490kg
【距離適性】1600~2000m
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4勝し、成長力のあった母には、破天荒ながら相当な能力に魅力を感じ、父を配合してみました。初仔から新馬勝ちを収め母としても優秀です。本馬は骨太で、丈夫そうです。胸も深くトモもよく発達していて筋肉量が豊富。腹袋もあり厳しい調教にも耐えられそうです。パワー型でダート向きかと考えられますが、母のように両方をこなせる気もします。父の現役時代を管理し、更にカノンの初仔も扱っていた調教師の下で、母のように馬体を成長させながら活躍してほしいです。