ポイント
2013年以降、常にリーディング5位以内をキープし、近年の最強牝馬の1頭リスグラシューやジャパンカップ勝ち馬スワーヴリチャードを輩出するなど、中長距離路線をリードしているハーツクライの牡馬が登場。父の若駒時を彷彿とさせる胴伸びの良さ。まだ今後の伸びしろが充分に期待できる体つきだが、均整の取れたシルエットは美しく、これからの成長がワクワクするほど器の大きさを感じさせる。母は競走成績、血統ともに素晴らしく、父との組み合わせは王道路線を狙うのに相応しい配合と言える。馬体や血統の両面から大きな舞台を想起させる本馬。期待に違わぬ活躍で、夢を現実にしてくれるだろう。
【予想体重】460～480㎏ 【距離適性】1800～2400m
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母は名牝バラードのファミリー出身で、米仏の第一線で活躍しました。皮膚が薄く品の良い姿に一目惚れして購入した期待の繁殖牝馬です。その表れとしてハーツクライを2年続けて配合。父と母系の組み合わせにシュヴァルグランがいることも理由の一つです。小さく産まれましたが、その後の成長力は素晴らしく父譲りの胴伸びの良さ、母譲りの後躯の厚み、動きの軽やかさがあります。ハーツクライの牡馬にはクラシック出走を期待してしまいますが、本馬の成長力に磨きがかかり、息の長い活躍で楽しませてくれると思っています。（矢野牧場・矢野亨憲）
